「祈りのつどい」、住職学研修が開催されました。

第7回「いのりのつどい」

主催:秋田県曹洞宗青年会
協力:秋田グリーフケア研究会、JA葬祭・レゼール
対象:大切な人を自死で失った方々(参加無料)
期日: 平成26年6月29日(日)
日程:11時事前研修、12時参加者受付、13時追悼法要、13時半法話、14時半茶話会

平成26年度 住職学研修

日時 : 平成26年6月29日(日)16時から
講師:藤里町月宗寺住職 袴田俊英老師
演題:「かなしみのちから」

会場 : 東泉寺様(秋田市金足岩瀬前山3)

平成26年6月29日、第7回「祈りのつどい」が上記の通り開催されました。当行事は今回で第7回を数える継続行事で、下記の趣旨により実施しています。

1、「自死者の追悼」に特化することにより、通常の葬儀や法要では入り込みづらい「無念の死」を悼み、また遺族の悲嘆の緩和、そして本県における自死の減少を祈念する。
2、檀務で遺族と接することの多い我々にとって、遺族の悲しみや苦しみの現実を知り、受け止める場とする。
3、同じ苦しみを抱えた遺族同士の意思疎通を図り、遺族の孤独感を和らげ、自助作用を促す。

当日は小雨模様でしたが大きくは降らず、約20名の秋曹青会員が集まり、秋田グリーフケア研修会代表の涌井真弓さんから、寄り添うことの大切さ、また当日の茶話会に関する事前研修を受けました。

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13時からご供養の為の歎仏法要を執り行いました。導師は会場・東泉寺の副住職であり秋曹青ボランティア委員長の柴田和明師、主讃は鈴木泰賢会長です。礼拝を繰り返す厳かな法要に、涙ぐむ参加者の姿も見られました。

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法要後、自死問題に長年取り組んでおられる藤里町月宗寺ご住職、袴田俊英老師より参加者にご法話をして頂きました。

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茶話会ではお茶とお菓子を頂きながら、会員青年僧に自分の悩み・悲しみをお話しいただき、また同じ苦しみを持つ他の方のお話を聞く、分かち合いの時間を持っていただきました。今回の参加者は多くは有りませんでしたが、「お話が出来、感情を出せてすっきりした。ありがとうございました。」というご感想もいただきました。

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「祈りのつどい」終了後、今年度は引き続き住職学研修を行いました。
袴田俊英老師に「かなしみのちから」と題し講演を頂きました。
秋田県の自死に関する現状、また現在社会の格差と孤立が生まれる背景となった資本主義の発生と宗教の関係、そして日本では原理主義ではない、社会を落ち着かせる為の仏教が発達してきたのであり、社会全体で弱い人を守っていくという思想、そのための葬祭・布教が必要である、というお話でした。参加者一同、今日の行事を振り返りながらお話に熱心に耳を傾けました。

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