第10回『祈りのつどい』ご報告

期日: 平成30年9月16日(日)
日程:13時半 参加者受付、 14時 追悼法要・法話、 15時50分 茶話会
会場:由利本荘市西目町 圓通寺様
対象:大切な方をなくされたすべての方(参加無料)
主催:秋田県曹洞宗青年会
協力:秋田グリーフケア研究会
後援:ビハーラ秋田

上記の日程にて第10回「祈りのつどい」が行われました。

黄金色の稲をおだやかな陽光が照らす中、雄大な鳥海山を望む圓通寺様を会場に、読経・声明・梅花流詠讃歌によるおごそかな法要が厳修されました。

法要後、藤里町月宗寺御住職・袴田俊英老師よりご法話を頂戴しました。
「お寺はいくらでも泣いて良い場所です。亡きひとを想う空間であり、亡きひとを感じる空間。そしてこころを休ませる場所です。疲れたとき、よいでないとき、それを許さない日常からちょっと逃れてきて良いのです。」

その後茶話会が開かれ、8名の参加者皆様と共にお菓子をいただきながらお話をしました。
世間話を交えながらの時間の中で、ぽつりぽつりと少しずつ、時には溢れるほど悲しみや不安が語られる場面もありました。

われわれ僧侶は、多くの人に対して死後も含めた人生にかかわる存在であります。
参加者の方々との語らいの時間は、今は亡き人の生と死を、慈しみと共に支え合う時間であったと思います。
「今日の読経と御詠歌は、これまで聞いてきた中でもたいへんありがたいものでした」
参加者の方から温かくありがたい感想を頂きました。

報告者
実相寺副住職 大佐賀正信