『祈りのつどい』のご報告

第9回「祈りのつどい」

期日: 平成29年10月14日(土)
日程:13時 参加者受付、13時半 追悼法要、14時半 法話、15時半 茶話会
会場:北秋田市鎌沢 正法院様
対象:大切な人を失った方々(参加無料)
主催:秋田県曹洞宗青年会
協力:秋田グリーフケア研究会
後援:ビハーラ秋田

清々しい秋晴れのもと、上記日程にて今年度の「祈りのつどい」が開催されました。

正法院様の丈六延命地蔵菩薩像の鎮座する大仏殿にて、読経、梅花流詠讃歌、声明により、おごそかに法要が厳修されました。

その後、月宗寺御住職 袴田俊英老師よりご法話をいただきました。
法要の雰囲気と、袴田老師の温かなお話に、涙を拭かれる参加者もおられました。

ご法話より
「日本人の古来からの文化では、あの世「後生」とこの世「今生」はつながっていて、亡くなった人とつながっている信仰があった。
葬式の簡略化、散骨の希望など、現代ではつながりがどうして無くなってしまったのか。
それぞれが自分のことしか考えない、人に迷惑をかけられないという現代社会がある。
別れの悲しみの中でも、手を合わせ、想いを寄せて、あの世の世界に働きかけ感じることができる。これが悲しみの大きな力である。
手を合わせることで、なくなった人と会えるところがお寺やお墓である。
愛する人に、後生で合うときに恥ずかしくない生き方をしていきましょう。」

その後客殿にて茶話会を開きました。参加者と会員僧侶と共にお茶とお菓子をいただきながら、沢山お話をしました。
会員がお心に寄り添い、少しでもお気の休まる時間を過ごして頂けたのであれば幸いです。