去る7月28日金曜日、先の大雨により浸水被害のあった秋田市雄和の普門院様において復旧作業お手伝いをしてまいりました。秋曹青から9名、教区ご寺院から1名、普門院檀家役員様十数名で活動いたしました。
参加者:
赤石基彦 秋曹青副会長
松井祐司 秋曹青事務局長
森沢宜彰
三戸和廣
中田隆博
近藤俊彦
齋藤智孝
矢萩宗淳
尾久雄人
普門院様は雄物川がすぐ脇を流れる立地上、境内だけでなく門前町のほとんどが浸水被害に遭われたようです。現地に到着するまでにもその被害の多くを確認することが出来ました。
普門院様においては境内地や墓地、本堂の床下浸水といった被害があり、水かさは膝下位まであったそうです。そして浸水によって運ばれた泥が、墓地や境内の地面にこびりつくように広がっておりました。
活動内容としましては、この境内、墓地に運ばれた泥の撤退をメインに、床下浸水された本堂床下の消毒剤散布のお手伝いをさせていただきました。
敷地内の泥の撤退は、粒子の細かな川砂が薄く堆積していたため、スコップですくうというよりブラシで掻き出すような感じでした。
高圧洗浄機を使い、水の力で浮かせながらブラシで擦る。このような作業を繰り返し墓地や境内を掃除いたしました。
そのほか、側溝に溜まった泥のかき出しをして、普段どおりとまではいきませんが、ある程度のお役にはたてたかと思います。
当日はあいにくの雨だったのですが、堆積した泥は乾燥すると舞い上がるそうで作業がし難いと聞き、この日ばかりは雨にも助けられた形になったと思いました。
私達はこの日ばかりの作業でありましたが、その他の被害に遭われた地域、ご家族におかれましては、まだまだ日常とは程遠い日々を過ごされている方もおられるかと思います。あらためてお見舞いと、いち早い復興を祈らずにはおられないと感じる日になりました。
文・秋曹青会員 齋藤智孝