7/5 第8回ボランティアバス報告

曹青会員7名と一般参加者6名に全曹青の復興支援本部から2名で活動いたしました。

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4日夜に出発、5日の5時頃に全曹青の復興支援本部がある成林寺様に到着。
8時まで仮眠や朝食を済ませて、全曹青復興支援本部の2名と合流。南相馬へ移動。

午前中は岩手でも行った表札書きを中心にした班とハンドマッサージを中心とした班に分かれて行茶活動を開始しました。

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集会所に集まる方々の雰囲気は岩手とは多少違う印象を受ける。地域によっては勿論津波の被害を受けているが、原発の問題で退去を余儀なくされている方が多い仮設でした。

雰囲気の違いは、仮設に入っている世帯がほぼ旧コミュニティーそのまま入っていることも大きいようで、ある程度顔見知りの中でスタートしている分集会所に集まる人も午前は15名程。午後も20名近く集まった。
ただ、集会所内はほぼ女性で、午後は男性が集会所外でポツリポツリと集まってくるものの結局玄関前に男性グループが出来上がっていた。

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津波で何もかも無くされた方と、家や家族は残っていても一緒に住めない、帰れないという終わりの見えないもどかしさは単純に震災被害と一括りには出来ない問題であると感じました。

一時帰宅は出来るようになったが、ライフラインが機能していない為「住む」以前に片付けさえまともに出来ない。仮設にいてもすることがないというお話でした。

会員持参のじゅんさいや、手作りのお菓子、話題のバター餅など秋田県らしさも十分出ていたように思います。
ハンドマッサージも相変わらず好評でしたし、表札も準備していた板が無くなる程で、今回も取り付けないで飾っておくという方ばかりでした。

お昼はボラセン近くの復興商店街にていただきました。

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車窓から見える、荒れた田んぼや畑が秋田の今の風景とはガラリと違って原発問題の一面を垣間見た気がしました。

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報告者・佐藤善廣師