第21回随聞会 一般公開講座「布薩」

平成15年11月21〜22日 於 歓喜寺・セレモニーホールへいあん(秋田市)


第21回随聞会


声明研修

講師 多田亮一老師 (元大本山永平寺維那 新潟県:善福寺住職) 於歓喜寺
講義中の 多田老師
講義中の 多田老師

 今年度の随聞会は、多田亮一老師(元大本山永平寺維那 新潟県:善福寺住職)を講師にお迎えし「声明研修」を行いました。会場の歓喜寺様には、秋曹青会員を中心とし、2日間で延べ40名ほどが熱心に多田老師の講義を受講しました。
 声明の研修の必要性は日常感じて居るところではありますが、中々実現出来ないというのが現状です。
 今回の講座をきっかけに会員諸兄各々の参考になれば幸いです。


一般公開講座


「布 薩」

於セレモニーホールへいあん(秋田市)
法要導師:伊藤曹洞宗秋田県宗務所長老師
法要導師:伊藤曹洞宗秋田県宗務所長老師
略布薩法要
略布薩法要
法話中の増田老師1
法話中の増田老師2会場の様子
法話中の増田老師と聴衆
 

「随聞会」終了後、会場を移し一般公開「布薩」が開催されました。
 当日は、強風と初雪という生憎の天候となりましたが、約200名程の参加者がありました。
 初めに、曹洞宗秋田県宗務所長老師導師の下「略布薩会法要」が厳修されました。会員諸兄にとっては、今回の「随聞会」での研修の成果を確認する機会ともなりました。
 そして法要終了後、 増田友厚老師(長野県 大林寺住職)による法話がありました。
 法話の中で増田老師は、布薩とはお釈迦様の前で自分の行ないを振り返ること。人生は、(過去や未来ではなく)全て今が本番である。今現在が「一期一会」である。今手を抜けば、人生に手を抜いて生きていることになってしまう。しかし人間は人生の中で「言葉」「心」「行ない」で、知らず知らずに過ちを犯してしまう。菩薩様のような生き方(「戒」を守る)が出来たか反省(布薩)し、もう一歩慈しみあふれる菩薩様の心(暖かく、計算のない子供を命がけで守る母のような心)で、自らが歩みだすことが大切であると説かれました。