5月18日秋田県大雨災害 支援活動報告【随時追記】

【5月21日】

◯活動場所:金足片田地区、床上浸水の個人宅にて
活動内容:すべての畳・冷蔵庫・ソファ・箪笥・風呂釜など、浸水したものの撤去。
活動時間:午後1時~2時15分

◯活動場所:金足福田地区
活動内容:町内会長から被災リストを預かり、ニーズ聴き取り
活動時間:午後2時30分~3時45分まで

活動者:柴田和明(秋田曹青監事)、秋田市社協職員7名

「金足福田地区」
18日午後から雨が降り始め、片田の沼が決壊し、1時間半で一気に2mの水嵩に。川の水が波打って来た。夜8時に水が引き始めた。
福田地区の場合、田植えの時期、また土日に家族や親戚が集まっていたので、床上浸水の家のほとんどが作業終わっていた。
「片田・黒川地区」
田んぼ被害が甚大。土砂崩れ。 片田地区と黒川地区の間の杉沢地区には重機が入っている。

金足地区ではまだ人手を必要とする地域があり、人手が必要。他に隣の下新城では流木の撤去のニーズもあるそうです。
金足堀内地区は護岸と人道橋が決壊し、重機と専門の作業員が入っています。
年配者の中には、こうなってしまってもう死んでもいい、と話される方もいました。

◯秋田市金足・常福寺様 被害状況
位牌堂の一部が土砂崩れで被害。

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【5月22日】

◯活動場所:秋田市下新城岩城地区
活動時間:午前10時〜12時
活動者:
松井祐司(秋田曹青事務局長)
佐藤宗明(秋田曹青ボランティア委員長)
山田俊哉(全曹青事務局長)

5月18日の凄まじい大雨から一転して快晴の中、秋田市社会福祉協議会を通じてボランティアに参加しました。

現場は一般住宅です。裏手にある新城川が大雨により氾濫し、沢山の流木・小枝と土砂が流れ込み、畑や庭に周りに大量に堆積、さらに建物は床上浸水しました。
老夫婦お二人のお住まいでしたが、昨年の豪雨でも床下浸水被害があったとのこと、心と体の負担はとても大きいと感じました。

午前10時から開始、住宅の裏手に堆積した小枝・流木を一輪車で市道の前まで運ぶという作業を繰り返し行いました。
積もった枝の中に大きく重い流木も混じり、乾いた土砂が砂埃になり舞いました。5月としては気温も高く、汗だくになりながら続け、12時に作業を終了しました。

今回は午前中だけという時間の中で出来る限り手を尽くしましたが、まだまだ大量の流木があり、さらに今回は手がつけられなかった泥の片付けも必要です。秋田市社協と相談し、秋曹青として次回以降も同じ現場に入るということになりました。

◯活動場所:潟上市昭和八丁目
活動内容:床上浸水のお宅の片付け手伝い
活動者:柴田和明(秋田曹青監事)

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【5月23日】

秋田市社協に9時集合の後、移動

◯活動場所:秋田市下新城岩城地区 一般住宅
活動内容:集めた流木・ゴミの袋詰め、泥かき
活動時間:午前10時~午後4時
活動者:柴田和明(秋田曹青監事)、工務店5名、一般1名

◯活動場所:秋田市金足福田地区 一般住宅
活動内容:床上浸水のお宅、掃除・窓拭き
活動時間:午後2時~4時
活動者:柴田和明(秋田曹青監事)

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【5月24日】

◯活動場所:金足福田地区
活動内容:整理、捨て場(私有地)まで荷物を軽トラで移動し廃棄
活動者:
柴田和明(秋田曹青監事)
赤石基彦(秋田曹青副会長)
三戸和廣(秋田曹青ボランティア委員)
二坂佳邦

お家の人のお話:
これまでは風除室まで水が上がるのに時間がかかって、畳を上げる猶予があったが、今回は急に水位が上がって、逃げるしか無かった。
逃げたのが18日午後6時過ぎだった。
1時間半で一気に2m水位が上昇。
床上浸水は3、40年振り。前回よりも水位が高い

◯活動場所:下新城毛無谷地区
活動内容:大物家財道具の運び出し
活動者:
赤石基彦(秋田曹青副会長)
三戸和廣(秋田曹青ボランティア委員)
二坂佳邦

◯活動場所:下新城岩城地区
活動内容:流木ゴミ袋詰め、泥出し
活動者:
鮎川義寛(秋田曹青事業部長)
尾久雄人(秋田曹青代議員)

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【5月27日】

◯活動場所:金足福田地区
活動時間:午後1時過ぎ~5時頃
活動内容:支援の告知と現状の調査
活動者:柴田和明(秋田曹青監事) 秋田市社協職員 他

・支援ボランティアの存在を知らなかった
・依頼するのを遠慮してしまう
・プライバシーが気になり依頼出来ない
・すでに親戚や友達の力を借りて作業を完了してしまった
・この1週間、自分たちだけで頑張ってきたが心底疲れてきた
等など様々な話を聴かせて頂きました。

作業が滞っている世帯は、高齢者や家族の人数が少ない傾向がありました。

支援依頼を迷われている方でも、時間をかけて内容を説明することで、お願いしてみようかな?と口にされる方もいらっしゃいました。

数年に1度は床下浸水を経験されていても、床上浸水は初めてという方も多く、この度の大雨被害の大きさをあらためて実感しました。

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【5月29日】

◯活動場所:金足福田地区 床上浸水のお宅
活動時間:午後1時~3時半 (その後の声掛け・作業 〜午後7時)
活動者:柴田和明(秋田曹青監事)、他3名
活動内容:水に浸ったタンスの移動、床に敷いてある発砲材のマット、板や絨毯の移動・ガラステーブルの洗浄など。

今後は床板を取り除き、洗浄・床下の消毒(場合によっては泥の除去)して、再び床板を戻す作業を行うようです。

作業を終えてから、金足福田地区で6軒ほど声掛けをしました。
床上浸水2軒は、すでに大工さんが入って、床板の張替え作業、消毒もしてもらうとのこと。
床下浸水のお宅は、消石灰や消毒液を配布していることすら知りませんでした。水害でグチャグチャになった農作業小屋や流れてきたゴミの片付けで困り果てており、若者の人手もなく、立ち会いの下、秋田市社協さんにボランティア要請を依頼して頂きました。連絡後、ホッとした~!と初めて笑顔が出ていました。

別の床上浸水のお宅では本日、床板を外し、消毒作業を家の人だけで行ったとのこと。明日午前中にお家の方と社協職員2名、私の4人で濡れる前に寄せた畳を敷き、家財道具を戻す作業を行う予定。

遠慮をして、大丈夫!と言ってしまい、支援を受けずに ヘトヘトになっている方が更に増えてきたようです。

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【5月30日】

◯活動場所:潟上市八丁目 床上浸水したお宅
活動時間:午前10時~午後12時30分
活動者:柴田和明(秋田曹青監事)、潟上市社協2名、シルバー人材センター1名
活動内容:(所々床板を剥いで消毒済)濡れなかった畳を敷き直し

畳のサイズがそれぞれ微妙に違っており、3部屋に敷くにあたり、どこにどの畳を敷くのか、皆で考え採寸しながら進めました。意外に時間を要してしまい、完了時には皆でハイタッチをしました。昼食を挟み、今後の作業の打ち合わせをして、終了。
今後は新しい畳を敷いてからの箪笥など家財道具を戻す作業になります。引き続き、潟上市社協さんが協力してくださるそうです。

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【5月31日】

◯活動場所:秋田市金足片田
活動時間:午前10時〜午後3時30分
活動内容:床板の泥落とし(表裏)
活動者:
菅原芳徳(秋田曹青会長)
赤石基彦(秋田曹青副会長)
中村卓道(秋田曹青顧問)
尾久雄人(秋田曹青代議員)
黒木淳祐
他、合計14名

朝、秋田市社協に集合した参加者は25人位おりました。活動は2班に分かれて行われました。我々が向かった活動場所にはのべ14名が派遣されました。

被災されたお宅は床上50センチ位まで浸水されていました。災害当日は自宅の2階に避難したそうです。

今回の活動は今後の自宅の修繕にあたり、障害となる床板の泥落としでした。ブラシなどでかき出して排出しました。
午後からは床下に潜り込んで床板裏側の泥落としをするグループとそれ以外の清掃作業をするグループとに分かれて作業しました。
全ての床板の裏表の泥落としまではできませんでしたが、終了時間まで皆さん埃だらけ泥だらけになりながら、活動に専念しておりました。

今回の秋田市大雨災害は、その被害規模から災害救助法の適用外とのことで、公的な被災者への支援は限定されているとのことです。ゴミ出し泥出し、その処分まですべて自力での復旧作業を余儀なくされている方も多くいらっしゃいます。
被災現場には、数字が合わずに支援から漏れた現実と、その対応への難しさが浮き彫りになっていました。

今後も床下の消毒など、復旧作業は長期にわたります。
被災された方々の疲労が蓄積され、体調を崩さないか気になりました。

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【6月1日】

◯活動場所:秋田市金足片田
活動時間:午前10時〜午後3時30分
活動内容:
床板の泥落とし(表裏)
土砂の片付け
その他片付け・掃除・小屋の復旧作業
活動者:
菅原芳徳(秋田曹青会長)
松井祐司(秋田曹青事務局長)
三戸和廣(秋田曹青ボランティア委員)
他、合計17名

朝9時に社協に集合、昨日と同じ現場での活動となりました。
引き続き、床下へ潜り込んでの床板泥落としを行い、さらに床下へ流れ込んだ土砂を土嚢袋に入れて片付け、倉庫内の泥落とし、農具の掃除、倒れた小屋の復旧作業を行いました。
大人数でしたが作業量が多く、雨が降る涼しい天気の中とはいえ、皆さん汗をかきながらの作業となりました。
どうにか目処がついたのは午後3時半、以降は消毒作業に入るそうです。
今回のお宅を含めて少しづつ復旧が進んでいますが、明日以降もニーズがあるとのことでした。

休憩時間に淹れてくれた、おばあさんのコーヒーがとても美味しかったです。
少しですが力になれて良かったです。

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【6月9日】

◯活動場所:秋田市下新城岩城
活動内容:庭先・畑に流れ込んだ瓦礫、流木を土嚢袋に入れる。
活動者:
菅原芳徳(秋田曹青会長)
三戸和廣(秋田曹青ボランティア委員)
黒木淳祐

土嚢袋は茨城県の中学生が一枚一枚書いてくれた、温かい応援メッセージと挿し絵入りでした。参加者はその絵や言葉に心癒され、活動の後押しとなっていました。

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【6月10日】

◯活動場所:秋田市下新城岩城
活動時間:午前中
活動内容:
庭先・畑に流れ込んだ瓦礫、流木を土嚢袋に入れる。
軽トラックへの積み込み作業
活動者:鮎川義寛(秋田曹青事業部長)、他一般10名

昨日集めたゴミの山をキレイに片付けることができました。