海山静子先生(私立追分幼稚園園長、秋田ことば遊び研究会会長)
「幼児とことば遊び~子供の心とことばを育てる~」
駒木利浩先生(秋田県教育庁北教育事務所スポーツ主事)
「お寺で遊べるレクリエーションゲーム」
平成20年7月11日午後
会場 宗務所禅センター
7月11日午後、宗務所禅センターに於いて、第22回弁道会が行われました。
前日から二日間にわたる現職研修に引き続いての開催にも関わらず、30名ほどの会員が出席しました。 開講式の後、二人の講師を招いて講義が行われました。
まずは私立追分幼稚園園長で、秋田ことば遊び研究会会長の海山静子先生が、
「幼児とことば遊び~子供の心とことばを育てる~」と題して講演されました。
先生は幼稚園におけることば教育に力を入れられ、昭和54年に秋田ことば遊び研究会を設立、また県の教育分野各委員を務め、当県の教育文化行政に貢献されています。
実際に幼稚園で園児にむけて使われている絵カード等を使い、実演しながらの講義となりました。カードの名前を覚えたり分類したりして、子供の知識向上に役立っています。今の子供は「ニワトリ」のカードを見ても、実際にニワトリを見た事がないため理解できないなど、それだけでも子供の興味関心、世の中の変化がわかるそうです。
先生が大事だとおっしゃるのは、まずは子供の言葉に耳をかたむけること。そうすれば子供たちは大人に心を開いてくれます。心と言葉をつなぎ、結び合わせるのを手助けしてあげる事。そうすれば、子供は言葉の中に入っている心を感じることが出来るようになります。そこには、私たちが普段気がつかない、大事な事が入っています。先生も子供に学びながら、毎日を過ごされているそうです。
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続いては、秋田県教育庁北教育事務所スポーツ主事の駒木利浩先生に、「お寺で遊べるレクリエーションゲーム」と題しお話しいただきました。折しも夏には県内各所で子供坐禅会等が企画されており、会員皆で実際に体を動かしながら、沢山ゲームを教えて頂きました。
子供と遊ぶために、遊び方を覚えることが目的なのですが、昔学校でやった懐かしいゲーム、新しいニュースポーツ等を次々に教えてもらい、童心に帰って(?)会員一同汗をかきながら楽しく遊びました。