10日
県内各地を出発
15:00 大槌町・吉祥寺様着、随時キャンドル設置準備
16:00 東日本大震災一周忌逮夜法要
18:00 キャンドルセレモニー(現地で作成分+秋田からの持込分…約250個)
11日
6:42 海岸にて諷経、終わって朝食
8:00 吉祥寺様へ出発(なるべく少ない台数で、あとの車両は宿に駐車)
江岸寺様(大槌)、常楽寺様(鵜住居)へ移動
10:00 吉祥寺様にて法要開始
11:00 江岸寺様(大槌)、常楽寺様にて法要開始
12:30 吉祥寺様に再集合の後、出発
※一部、大槌町の海岸での読経に参加
12:50 龍泉寺様到着(適宜昼食)
14:46 法要開始 施食会(読込あり)
16:00 おしるこのサービス、その間キャンドル設置
17:00 キャンドルセレモニー(現地で作成分+秋田からの持込分…約250個)
大槌町:吉祥寺
東日本大震災から一年を迎えるこの日、大槌町吉祥寺様に於いて一周忌合同法要が厳粛に営まれた。
北海道、岩手、千葉、長野、愛知、秋田等各方面から合計21名の随喜。
秋田県曹洞宗青年会は、朝、民宿より3班に分かれた内7名の随喜。
9時45分 大梵鐘十八声
10時 位牌点眼供養
10時30分 大槌町長 護持会長 吉里吉里中学校生徒代表の3名の式辞
引き続き、法要読経
終了 12時
一年前と同様雪がちらつく大変寒いこの日、本堂、屋外共に法要前から遺族関係者が参列し、あらためて
この未曾有の震災で亡くなった方の多さと被害の甚大さを感じる。
須弥壇上には、未だ身元不明の数十の遺骨が並び、回向中静かに方丈様が読み込む。
読経中の、絶え間ない焼香、涙する遺族、決して忘れてはならないこの日、方丈様は法要の後、遺族に対し
残された命を大切に生きていくことがご供養であると伝えられた。
終了の後、方丈様が自ら一本一本手渡しで、故人様の塔婆を遺族に渡された。
釜石市:常楽寺
震災からちょうど一年の3月11日、被災地域の各寺院様では合同供養が行われ、我々曹青会員は、午前中3カ寺に別れて随喜させて頂きました。
我々6名は釜石鵜住居地区の常楽寺様へ。
常楽寺様は本堂自体は残ったものの、波の勢いで建物が傾き、二月にようやく取り壊しが終わったとの事。
11時近くになると続々と出席者が参集。岩手曹青から2名と方丈様、我々と9名で読経。
焼香者は約250名若い方が多いのに驚いた。続いて奇跡的に残された大梵鐘(鐘楼堂は仮設)を突く。
参加者にも全員で突いて頂く。
常楽寺様はこれから本堂再建に入るそうです。
場所は以前本堂のあった場所より、さらに山の上手。
自衛隊が土葬用に山を削って切り開いた場所。幸い土葬は行われなかった為、そちらの場所に再建の予定だそうです。
1日も早い再建を願います。
報告者:鈴木泰賢
大槌町:江岸寺
全曹青、いずも曹青と共に秋田からは会長以下6名で随喜。
津波で本堂が全壊のためプレハブの仮本堂と屋外の供養塔前の二ヶ所で同時に読経開始。
まず仮本堂で、新たに建立する仏像に参列者全員焼香し、ノミを入れ、
外の供養塔前にて読経、犠牲者読み込みをし、焼香して頂いた。
350人前後の参列者があり、皆真摯に手を合わせ、厳かに犠牲者の冥福を祈った。
その後、雪のちらつく中、法華太鼓を先頭に海岸まで3、40分ほど行脚した。
周りの建物は流されており崩れたビルに反響する太鼓の音がもの悲しさを増した。
山田町:龍泉寺
2時40分打ち出し。
導師上殿後、2時46分のサイレンを合図に、一分程全員で黙祷。
黙祷の後、施食法要。
法要終了後、蒼龍寺佐藤堅明師を中心に、温かいお汁粉を参列者の皆様に提供。
同時に、法要前に龍泉寺様山門前スペースに秋曹青で設置した、キャンドル文字「祈 3・11」に点燭。
法堂にスペースが無いほど、沢山の参列者の方々がみえられました。
法要中、合掌を崩すことなく祈りを捧げる参列者の方々。
「遠路私達のため、犠牲になった沢山の命のために来て下さり、どうもありがとうございました。」という有り難いお言葉を参列者の方から頂きました。
法要後、分厚い雲の隙間から青空がのぞいていたことが、印象に残りました。