大槌町「復興食堂」とのコラボ行茶報告

■活動日時
平成23年6月12日(日) 10:30~17:00

■活動場所
岩手県大槌町吉里吉里 吉祥寺様

■目的、活動内容
「復興食堂」(http://復興食堂.net/top.html)とのコラボによる行茶活動
参考:http://ameblo.jp/fukkousyokudo/

■活動者
柴田和明・佐藤善廣・新川泰道(秋田曹青)

■活動内容
前日は遠野市内を拠点とする各種支援団体と情報交換、前泊。
翌朝は釜石災害VCへ。
依頼を受けていたV向けスポーツドリンク10箱を提供、同市社協職員と仮設住宅集会所の運営の現状と備品購入についてヒアリング。
住民の自立的・恒常的な交流の場づくりや、コミュニティ形成・維持の一助となっていく方途を模索中。

10時頃、大槌町吉里吉里・吉祥寺様に到着。
岩手県出身アーティスト・松本哲也さんプロデュースの復興炊き出しキャラバン「復興食堂 吉里吉里吉祥寺店」に参加。

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いよいよ開店!
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ドリンクコーナーは長蛇の列

ラーメン・唐揚げ・おにぎりの他、生ビールや日本酒、カルピス・ジュース・お茶等のドリンクメニューに加えてのコーヒーコーナーを設け、11時開店。
子どもから大人まで数百人が一気に来店、最初は復興食堂さんの邪魔にならないよう、でしゃばらないようという思いもありつつの活動開始。
しかし、この復興食堂という取り組みは、地域の人を巻き込んでの炊き出し・エンターテイメント・交流の場といった活動。
その主旨によるものか、コーヒー以外のドリンク提供、ラーメンの持ち運びなど、いつの間にやら我々も仲間入りといった印象。
通常の行茶・傾聴といったものとはなるべく様もなかったとはいえ、吉里吉里の方々、婦人会(通称キリキリガールズ)の方々のお人柄にこちらが救われる。

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会場の風景

「久しぶりにこんなに笑った」「今日は本当に楽しい」と食べて飲んで歌って踊っているも、お話を聞けた方々のほとんどが身内・親戚の誰かを亡くしている。

ハイライトは吉里吉里出身のシンガー・ノリシゲの『歩きましょう』。
震災直後、全壊した実家のそばで瓦礫の中から見つけた、弦の切れたギターで作ったという曲。
会場の皆さんが口ずさみ、目頭をおさえながら耳を傾ける姿は感動的。
以下のサイトもご参考まで(PC推奨)。
http://ria-lism.com/kirikiri-genki/theme.html

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地元吉里吉里出身のシンガー・ノリシゲ

報告か感想か迷走気味ですが、最後に一つ。
地域住民の交流の場として「お寺」の持つ力に感嘆すると共に、今回は吉祥寺様の地域との繋がりや信頼を土台に、「坊さん」という皮のお陰で有難く活動できた気がする。

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地元来場者・復興食堂スタッフ・出演者と一緒に

※KEY COFFEE秋田営業所様よりコーヒー豆その他のご提供を頂きました。有り難うございました。