期日:5月31日(前日深夜バスにて陸前高田市入り、車中にて仮眠)
場所:岩手県陸前高田市小友町
参加人数:秋曹青会員10名
久米弘道、新川泰道、蔦谷達徳、佐々木孝洋、森沢宜彰、
中村卓道、黒木淳佑、佐藤善廣、松山純正、赤石基彦
ほかビハーラ秋田様より14名
活動内容:水田に散乱した津波による倒壊物、流出物の撤去および遺失物捜索。
現地状況:
・海沿いの市中心部は幹線道路は通行可。通行止め箇所、通行注意箇所多数。
・陸前高田市ボランティアセンター(VC)では作業に必要な道具の貸し出しが充実(無料)。終了後は細菌予防のうがい洗浄と飲み物とお菓子等のサービスあり。
・悪天候時は活動休止。全国各地より団体個人問わず、参加多数あり。
報告、所感:
・VC到着前、バス停車場所の普門寺様にて数百に及ぶ津波被害者のご遺骨を前に諷経。
・VCにて岩手曹青様と合流。VCで受付後活動場所の指示を受ける。活動は秋曹青、ビハーラ秋田様、岩手曹青様3団体40人以上での合同作業となった。
・現場では水田の中から道路脇まで倒壊物、流出物を運び出し積み上げる作業。水田のぬかるみと海水を含んだ倒壊物のため運び出し作業は重労働。人海戦術で運び出せる限り運び、午前と午後で3枚の水田を清掃。
・地味な作業だが、未だ重機の入らない・入れない場所の復旧作業でありとても重要であった。また、作業前後で風景が見違えるため達成度と貢献度が高く感じられる。
・今回のような場所はまだ多数あるので、長期にわたる支援が必要。
・このような活動は屋内外問わず人力によって遺失物にも注意しながら作業するため、まとまった人数での参加が望ましい。
・VCから現場までの間道に迷い、活動開始が遅れてしまった。携帯電話での連絡やカーナビがあるとはいえ、土地勘のないものにとっては現場到着には時間がかかる。VCから各現場までの案内役が必要だと感じた。
・参加人数が多く、VCからの用具の借用と返却は混乱する。前もって何人か担当を決めるなどしたほうがわかりやすい。
・今回はなかったが、活動中の怪我もVCに報告されている。安全第一で無理せず協力して作業することを、個人それぞれ意識することがより大きな成果を上げることになると感じた。
報告者:赤石基彦(秋曹青事務局長)