伊達市災害ボランティア活動報告

10月23日 伊達市へボランティア活動に入った。
 
9時に伊達市梁川の伊達市社協ボラセンに秋曹青会員10人集合。
3グループに分かれて社協送迎車にて柳川町大町の被災宅へ。
Aは60代男性宅。母屋と倉庫に使ってる二階建と蔵。倉庫は二階まで浸水。二階の水を吸って重くなった畳を運び出し、また一階の物を運び出し・泥かき。また水没して散乱した荷物で埋まる蔵の運び出し・泥かき。最後まで終了させる。玄関先がいわゆる災害ゴミで埋まる。収集が必要だがいつになるか分からない。地域一帯が同様の被害の様子で幾らでも手が必要なように見えるが、各自で片付けしているのが目立つ。ボランティアは足りていないと思われる。

B班は60代女性宅。家の外にまとめてあるゴミを近くのゴミ置場へ三輪車に積み、運びました。スムーズに進み2時間弱で終了。
次にボランティアへ入ったところは板金屋さんを営む80代近いご夫婦宅。私たちが入る前から5人のボランティアの方が床上に溜まった泥をかきだしていた。築年数かなり経っているお宅ということもあり、床板は泥と水でかなり傷んでいる様子。家の周りのゴミ撤去も含め時間内出来うる限りのことを行った。
しかし、住める状態には程遠くこれからのご夫婦のことを思うとやりきれない気持ちになった。

ボランティア「午前のみ」のチームは4人で活動した。
八十代夫婦のお宅で要請内容は、冷蔵庫や鏡台、タンスといった浸水してしまった物の運び出しだ。依頼された運び出し作業は1時間程度で完了した。その後、カビが発生しそうな箇所の拭き掃除や風通しが良くなるように家具を移動する作業を行なって時間となった。奥さんが病気をかかえているため、82歳になるご主人さんが頑張って掃除や家具の移動を行なっていたようだ。本人は「大丈夫!」と言ってはいたが、そろそろ疲れが出る頃かと思いボラセンにその旨を伝えた。

各県曹青会長から被災地の報告があったが、範囲が広く状況を把握しきれていないことも多いようだ。被災地のニーズも変化してきているので、また何らかの形で活動出来ればと思う。