期日・場所:10月2日(水)宗務所・禅センターにて
講師:北秋田市 龍泉寺住職 佐藤俊晃老師(曹洞宗総合研究センター客員研究員)
演題:「曹洞宗と神道」
日程:
10時 開場・受付開始
10時半 開講式
11時 講義
12時 昼食
13時 講義
16時 終了
本年度の随聞会が上記の日程にて開催されました。
秋晴れで気温も上がる中、40名超の会員が参加しました。幅広く深い知識をお持ちの老師、ユーモアを交えながらの穏やかな口調が心地よく、あっという間の4時間程の講義でした。「曹洞宗と神道」という演題でしたが、身近な県内の事情を元に解説なされ、質疑応答も活発となりました。
佐藤俊晃老師
“道元禅師の神祇信仰・祈祷儀礼等への批判の文言は多く認めることが出来るが、それは道元禅師が仏祖に対して加護を願うことが無かったということではない。様々な事例で仏・菩薩の力、祈祷の加護の力を期待して認めていた。それが当時の宗教者の当たり前の姿であった。”
“「ホウイン様」として地域で親しまれていた修験道寺院は、秋田県内では明治政府の廃止令に対応しほとんどが「神社」となった。仏寺は死後の世界・先祖供養、修験寺は祈祷・現世供養として地域での役割が分かれていた。それが無くなったことは地域にとって痛手ではないか。”
白山信仰・庚申信仰についても詳しく解説して頂きました。
開講諷経