活動日:9月11日(日)
活動地:石巻市渡波・宮殿寺様
内 容:「万灯会」による追悼法要、コンサート・マジックショー・足湯・マッサージ・喫茶コーナー等
活動者:浅田高明師、佐藤俊晃師、鷹照悟堂師、三浦賢翁師、柴田和明師、鮎川義寛師、二坂佳邦師、新川泰道師(以上、秋田)
愛知・静岡・富山・熊本・山形Ⅲからの宗侶・寺族、マッサージ師など合計約70名
※今回は秋曹青主体の活動とは言えませんが、当企画の発起人である浅田高明師に代わりご報告させていただきます。
震災6ヶ月という節目に合わせて、追悼法要並びに元気づけイベントとして標記の企画がなされた。
この日はあいにくの雨模様で午前10時のサービス開始時、まだ来場者はまばら。オープニングを飾る和太鼓チーム「駒の会」演奏の太鼓の音につられて、徐々に来場者が。
この地では既に数回実施の足湯やマッサージ(全身・足裏)は今回も大人気で、順番待ち多数。コーヒー・緑茶・昆布茶などの他、ポップコーン、綿あめは子ども達に好評、少々肌寒い日だったが、かき氷も午後から徐々に注文が増える。
午後2時、「ブラボー中谷 マジックショー」開演。6月に大けがをされたものの、それを押しての出演。
例によって「いかさまマジック」と秋田弁丸出しのトークが大ウケ、特に子ども達は大喜び。
また宮城にも案外根強いファンがおり、「楽しみにしてました」との声を耳にする。
ショーの終了後、地震発生の2:46に合わせて来場者で黙祷。震災の犠牲者を偲びつつ、亡くなった方々の分まで笑って過ごせるようにと願って…。
午後4時、本堂に於いてジャズギタリスト「小沼ようすけコンサート」。春に石巻の避難所を訪問・演奏した経緯もあり、今回の企画にも協力いただく。本堂の両序には多くの遺骨・遺影が来場者を取り囲む中で開演。素晴らしい音色に、来場者はじっと耳を傾けておられた。多くの御霊にも届いたことだろう。終演後、「心に沁みました」とサインを求める方が大勢いらした。
入念な会場設営・馴らしの後、万灯会の参列者が徐々に本堂へ。読込供養の申し込みを受け付けるが、家族を3人、4人と亡くされている方も。厳しい現実をあらためて目の当たりにする。
午後6時半打ち出し、法要開始。堂内はローソクの灯りで荘厳な雰囲気の中、目頭を押さえる参列者も。
約一時間の法要は無事円成、「このような法要は初めて参列した。とても厳粛でありがたい」「(亡き家族に対する)少し気持ちの整理がついたような気が…」等の声多数。
硬軟取り混ぜたプログラムで盛り沢山の一日ではあったが、住民や檀信徒の方々にとって震災で亡くなった方々への追悼と復興に向けた励みとしての一助になったことを願ってやまない。
今後の活動に際しても皆様のご参加ご協力を、引き続きよろしくお願い申し上げます。合掌
報告者 新川泰道 九拝