■活動日 4月26日(火)
■活動場所
午前:山田高校(避難者名簿数440名)、織笠小学校(同112名)
午後:山田高校、青少年の家(同142名)
■参加者 久米弘道・鈴木泰賢・三浦賢翁・赤石基彦・村松良周・佐藤善廣・
水野総哉・佐々木雅也・松井祐司・佐藤堅明・新川泰道(以上、秋田曹青)
計11名
■活動概要
山田高校では、以前実施した体育館ステージ横のスペースが物資配給の
ため使えず、晴天でもありアウトドア用のテーブル・イスを使用して“オープン
カフェ”形式にて。避難所本部のアナウンスもあり、屋内から次第に集まり、
また所用を済ませた帰りがけに立ち寄ってくれた方々にお茶・コーヒー・
ホットココア等を提供。
秋田から持参の「いぶりがっこ」(漬け物)が、今回も大好評。小分けにして
口を閉じた状態なので、その場でお茶うけにつまむもよし、昼食用に持ち
帰りもよしで、あっという間になくなりました。
昼食は被災地のささやかな経済復興支援?も兼ねて、近くの道の駅にて。
各方面からの支援関係者でごった返すため、昼時はほぼ満席。
午後は同じく山田高校と、青少年の家の二手に。
山田高校では今度は屋内にて、体育館ステージ横にてサービス開始。
午後は学校帰りの子どもが多く、ホットとアイスのカルピス、ホットレモン等
の要望が増える。
以前訪問の際、インフルエンザ流行のため柔道場が「延寿堂」状態で
あったが、今は解消されたとのこと。
テーブルに集まってくる人々が一段落したので、お盆にお茶・コーヒー
等を乗せての出前サービスも行う。以前にお会いした方々から声を
かけていただき、元気そうなお姿にこちらも安堵するも、内心は今後
への不安でいっぱいなのだろうかと思うと、切ない気持ちになる。
S社による女性向け化粧品提供のサービスが始まると行列ができ、
当方への人の流れも落ち着いてきたので、3時半頃撤収。
■被災者の声:
・いつまでもお世話してもらうだけでは申し訳ない、自分たちで(避難所
運営に関する)できることをやっていきたい。
・(津波の犠牲となった)家族に会いたい、話がしたい。
・被災者向けの情報があいまい、不明瞭なものが多い。日時など、より
具体的にしてほしい。
・(心房細動の持病がある男性)釜石の病院までの通院が不便。
・長い避難所生活のためか、足腰や背中の痛みを訴える声が複数あり。
■活動所感:
・暖かくなり、冷たい飲物の要望が増えるかも?氷やクーラーボックスの
準備も必要か
・飲物等のメニューの明瞭化
・お茶やコーヒーの開封済み袋用のクリップが必要
・(化粧品配布の行列を見て)とりあえずの衣食住が整いつつある状態から、
次の生活支援を考える必要を痛感
・山田町に関しては、入浴のニーズは満たされつつあるようだ
■補足
なお、山田町災害ボラセンに立ち寄り、地元社協職員でもある阿部氏と面会、
今日の活動の様子や被災者の声に関心深く真摯に耳を傾けてくださり、行茶
活動への理解と期待を寄せていることを確認しました。
次回の実施はGW明けになりそうとのことから、具体的な連携については未定
ながら、ボラセン自体の運営も未だ不安定とのことではありますが、今後とも
よろしくお願いしますとのことでした。
更にその後、45号線沿いの乙女荘という民宿に立ち寄ると、廃業していたが
最近営業を再開したとのこと、素泊り3千円お風呂あり、以前より質素ながら
食事も提供可能で最大11人まで対応可能、ちなみに若奥様は当県の横手市
出身とのことで、会話も弾みました。
以上、概略ながらご報告まで。
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新川泰道 九拝