「大布薩」(だいふさつ)
自らを見つめる法要と法話
多数のご来場ありがとうございました。
布薩とは、私たちが仏教で定める十六の戒めを一つ一つ再確認し、それぞれ戒めに自分自身の
日常生活を引き当ててみて、反省し・懺悔する儀式のことを言います。
日時:平成16年11月6日(土) 午後1時受付 1時30分法要 3時法話(4時終了予定)
会場:セレモニーホールへいあん 秋田市川尻町字大川反233-75 tel:018-862-5106
布薩法要導師:多田 亮一 老師(元大本山永平寺維那 新潟県:善福寺住職)
法話講師:板橋 興宗 猊下(曹洞宗前管長 大本山總持寺祖院、御誕生寺住職)
入場無料 ご自由にご来場下さい
お問合せ:秋田県曹洞宗青年会事務局
本荘市赤田字上田表115 長谷寺内
電話:0184-22-1349
*右のQRコードは、会場情報です。→
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「布薩」(ふさつ)とは
私たち仏教徒はお釈迦様の教えを拠り所とし、日々の生活を営んでいます。
…とは言っても果たして実際に仏の「み教え」に沿った生き方が出来ているであろうか、点検してみる必要があります。
仏教にはお釈迦様がお説きになった「きまり」として、十六の戒めがあります。
三帰戒・三聚浄戒・十重禁戒です。この十六の戒めを法要・法話を通して具体的に再確認し、自分自身の日常生活がこの「み教え」に沿った生き方をしているだろうか反省・懺悔し、自分の身と心を浄めることが布薩であります。
布薩は古くは二千五百年もの前から、インド・中国そして日本と受け継がれてきた私たち仏教徒にとっては大切な儀式であります。今一度自らを見つめなおし、軌道修正しながら、明日から・今日から・いや今からの一瞬一瞬を大切に、新たな一歩を踏み出していくということが大事なのです。
私たち曹洞宗の大きな行事に「お授戒」があります。これは、檀信徒の方々が生きている間に「お釈迦様の弟子」となるため、十六の戒めを理解し守っていくことを「お誓い」する儀式です。
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しかしながら、「お授戒」は最終目標ではなく、その後も「布薩」を通して、自らを見つめなおし・反省し・更なる誓いを立てるという大事なことが、忘れられがちなのです。
そこで、今まで各寺院で行われたお授戒で仏弟子となられた方々はもとより、広く県内曹洞宗檀信徒の皆様に僧侶達が一年に一度行っている『大布薩講式』法要を通し、『聲明』(しょうみょう:文言に節がついたお経)と『御詠歌』(ごえいか:仏祖の教えを讃える歌)さらに、前總持寺貫首猊下・板橋興宗禅師様の『ご法話』で参集の皆様に「布薩」を体験して頂きたく存じます。
『大布薩講式』の聲明・御詠歌・法話が参加の皆様の身と心に心地よく響き、「安心して生きる力」が湧いてこられます事を願っております。
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◆講師紹介◆
板橋 興宗(いたばし こうしゅう)猊下
昭和2年宮城県多賀城の農家に生まる。東北大学卒業後、昭和28年渡辺玄宗禅師について禅門に入る。
その後、井上義衍老師に参禅す。福井県武生市・瑞洞院住職、石川県金沢市・大乗寺住職などを歴任。
平成10年1月より神奈川県横浜市・大本山總持寺貫首、曹洞宗管長に就任。
平成14年10月15日貫首・管長の公職を退董し、現在大本山總持寺祖院、御誕生寺住職。
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