大切な人を
"自殺"で失った方々のための

祈 り の 集 い

平成15年4月19日 於 秋田市 補陀寺

追 悼 法 要

補陀寺住職 阿部寛志老師
◆導師:阿部寛志老師 (秋田市 補陀寺住職)◆

法要当日は雨天にも拘らず、一般約30名・宗侶(含秋曹青会員)約40名の参加者がありました。

 「祈りの集い」開会の言葉の後、補陀寺住職 阿部寛志老師の導師のもと、「追悼供養会法要」一座が厳修されました。

法 話

法話中の増田老師
◆講師:増田友厚老師 (長野県 大林寺住職)◆

追悼法要の後、増田友厚老師より法話を頂戴致しました。

 法話の中で増田老師は、『命の重さ・尊さ』を我々がどのように語り受けとめ共有することができるか。
 病気であっても事故であっても自殺であっても一人の人が旅立つというのは同じ悲しみである。
人間は強くない。皆がしっかり生きようとして悩む。その一人一人の真の思い(その生きようとした願い)を伝えていく『慈しみの心』(お互いに受けとめ合いながら生きていく)を残された人々が持ち続けることが大切であると説かれました。
  少々肌寒い生憎の天気の中開催された「祈りの集い」ではありましたが、冬の大地に再び新たな生命をはぐぐむ春雨のように、参加者一人一人の心に暖かくしっとりと沁みこむような「つどい」になったのではないかと思います。